Web付録

自由エネルギー原理を哲学する身体・意識・AIをつなぐ「大統一理論」の射程

本書で「ウェブ上の付録に回した」式変形と、数式と概念の対応をここに掲載しています。式を追いたい読者にも、まず意味をつかみたい読者にも読めるように書いています。

付録

第1章の変分自由エネルギーの式を土台にして、第4章の期待自由エネルギーへ進みます。初めて読む場合は、この順番がおすすめです。

Web付録 01 第1章対応

変分自由エネルギーを式から理解する

KLダイバージェンスはなぜ0以上なのか。そこから、自由エネルギーがサプライズの上界になること、そして「複雑性−正確性」への分解までを導きます。

  • KL非負性
  • サプライズの上界
  • 複雑性と正確性
  • 計算して確かめる
  • 第6章への接続
付録01を読む

Web付録 02 第4章対応

期待自由エネルギーで未来の方策を比べる

部分観測マルコフ決定過程(POMDP)の考え方を導入し、期待自由エネルギーを認識価値と外的価値へ分解します。事前選好分布 C の役割も整理します。

  • POMDP
  • 時間発展
  • 認識価値
  • 外的価値
  • 事前選好分布 C
  • T字迷路
付録02を読む

本文の記号との対応

本文の記号はそのまま使います。時間発展を説明するために付録で新たに導入する記号についてのみ、本文との対応を示します。

意味本文Web付録
外界の隠れた状態x第1章は x。時間発展では sτ(x に対応)
感覚入力・観察y第1章は y。時間発展では oτ(y に対応)
認識モデル(内部の信念)q(x)q(x)/q(sτ | ·)
生成モデルp(y, x)同じ p
変分自由エネルギーF(q, p | y)
F(y, p | q)(式(2))
同じ F(引数の順も本文どおり)
期待自由エネルギー名称で表記補助記号 G(π) を導入(本文の F と区別するため)
事前選好分布CC が定める分布を pC(o) と表記
log と ln について

本文では一般式に log、KLダイバージェンスの展開式に ln が現れます。付録では自然対数であることを明確にするため、導出を ln に統一します。どの底を使っても、一貫していれば結論は変わりません。

本文の「付録を参照」との対応

はじめに
具体的な式変形と、数式と概念の対応 → 付録01・02
第1章
KL非負性の証明/自由エネルギーがサプライズの上界になる導出/複雑性の項の詳細 → 付録01
第4章
時間発展を含む期待自由エネルギーの形式/認識価値と外的価値への分解/事前選好分布 C → 付録02
第6章 注7
説明力が同程度なら複雑なモデルが選ばれにくい理由 → 付録01「第6章への接続」

書誌情報

著者
佐藤亮司
発行
勁草書房
刊行
2026年11月2日
頁数
336頁
ISBN
978-4-326-15505-7

正誤表

現在、訂正はありません。訂正がある場合はここでお知らせします。

更新履歴

2026年10月
付録01・02を掲載しました。
2026年9月
付録ページを開設しました。